強迫性障害とカゼインフリー

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今回は前回に続いて、グルテンカゼインフリーの内のカゼインフリーの方を紹介します。

カゼインとは
 牛乳やチーズに含まれるタンパク質のことで、牛乳アレルギーの原因物資とされています。ちなみに、ヨーグルトにもカゼインは含まれていますが、発酵させているのでカゼインの含有量は牛乳に比べて少なくなっています。

カゼインと脳 
 カゼインが体内に入ると腸が炎症を起こしてしまい、腸管からの栄養吸収を阻害してしまうため、結果的に脳にも栄養が届きにくくなるのではないかとされています。(研究段階ですが)グルテンに比べると、カゼインが脳に与える影響については科学的な証拠がまだ乏しい段階ですが、すでに精神疾患全般でカゼインフリーを実行したところ、改善・寛解したケースが多くみられることから、カゼインが脳に何らかの影響を与えていることは間違いなさそうです。

カゼインフリー
 カゼインフリーは乳製品を摂らないようにすることです。乳製品は牛乳、チーズ以外にも、乳酸菌飲料やお菓子にも含まれているため、グルテンフリーよりやや実行しにくい印象です。なので、無理にすべての乳製品をやめるのではなく、なるべく量を減らして摂取するといった感じのスタンスで始めてみましょう。

カゼインフリーとカルシウム不足
 カゼインフリーのデメリットとしてカルシウム不足になってしまう可能性があるということです。牛乳やチーズなど乳製品にはたくさんのカルシウムが含まれているため、貴重なカルシウム源を失ってしまうことになります。これによって、カルシウム不足になってしまうのです。改善策としては、ヨーグルトなどカゼインが少ないものは食べてもOKとし、カルシウム源を確保する、カルシウムサプリでカルシウムを補うなどが挙げられます。

↓次はカゼインフリーとプロテインのお話
kyohakuseisyogai-naota.hatenablog.com

グルテンフリーの記事
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